本事業の対象校であるシャムス・タブリズ小学校はカブール市ゾーン12、市の中心部から車で30分の所に位置しています。
2015年に開校したこの学校は、校舎やトイレの施設がありません。
現在、児童(415人)はカブール市教育局によって提供されている借家で勉強していますが、教室不足のため2部制を採用しています。
また建設予定地も同局から提供をうけています。
本事業の裨益者数は小学校の全児童415人(うち女子児童195人)、および教員21名です。
対象地は貧困層の居住地域ですが、治安は良く、物資輸送のための道路状況は特に問題ありません。
地域住民は、労働力の提供や安全管理といった警備業務、資材の提供といった協力を行っています。
① 鉄筋コンクリート構造校舎1階建て1棟、6教室および2室(図書室、教員室)、トイレの建設(5部屋、うち1部屋は身体障がい児用)
②学校備品(教員用および児童用机、椅子、書類棚)の供与
③施設維持管理に関するワークショップの実施
3月中旬から、シャムス・タブリズ校のコミュニティと建設についての打ち合わせを行いました。
4月上旬には建設用地の整地を開始し、基礎部分の石積み作業を行いました。5月下旬には、 鉄筋コンクリート作業や壁の組石作業が完了しています。
シャムス ・タブリズ小学校