シャラク・サファ校の校舎建設事業の安全を祈念するための基礎石を設置する祈祷式は、2016年4月13日に開かれました。
教育省副大臣シンワリ氏、カブール市教育局長マンスール氏、州議会議員、地元警察、住民代表、校長、教員、生徒児童、SVAスタッフが参加しました。同校のコミュニティは、少数民族のハザラ人の居住地域であり、同校の生徒・児童は全員ハザラ人であることから、ハザラ人の政党の党首である国会議員のワフダット氏も参加されました。
200名の児童が参列者を出迎え、コーランの朗読で祈祷式は始まりました。まず校長が参加者を歓迎し、日本の市民による支援に感謝を述べました。
次に教育省副大臣は、「日本は原子爆弾の投下、敗戦という経験を経て成長し、アフガンへの第二のドナー国となっている。教育は国の礎であり、教員は児童・生徒に良質な教育を与える義務がある。校舎建設に加えて、図書室の設置も支援してくださることについて、日本の市民に心から感謝する」と述べました。
その後、参列者が、それぞれ、基礎石を置き、建設工事の安全を祈願しました。
残念なことに、当日の朝、教育省の職員の通勤バスがテロ攻撃にあい、負傷者が出たため、祈祷式の後のお茶会は中止となりました。
「図書室は学校においてとても重要だ。教員は学校を清潔かつ緑の多い空間にする必要がある。」
「祈祷式に子どもたちと地域住民が参加して嬉しそうな様子を見られて良かった。カブール市での校舎建設への海外からの支援は2016年度は少ないので、大変ありがたい。」
「日本の市民に感謝する。支援者が竣工式に参加されることを期待する。ハザラ人児童のためのコミュニティ図書館も支援してくれることを願う。」
「ゲストに花を渡す児童たち」
「今日は、シャラク・サファ住民と子どもにとって、歴史的な日だ。私達は、数々のNGOに校舎建設を要請してきたが、どの団体も支援してくれなかった。日本からの支援に心から感謝する。」
シャラク・サファ高校小学部