2014年9月9日~23日まではプチュバンというお盆期間で、カンボジアの人々はクメールの伝統的な宗教儀式をしてお祝いします。いつもプチュバンの1日目~15日目は、多くの人々が食事や飲み物を用意してパゴダ(仏塔)にいる僧侶に持って行きます。ノーリア小学校はノーリアパゴダの隣に位置しています。
毎年9月15日~30日は入学式の時期で、授業期間は10月1日~翌年7月31日までです。しかし今年以降は、洪水による影響を考慮し教育省が方針を変更して、これまで9月や10月に行われてきた行事の多くを遅らせることになり、入学時期もずれ、授業期間も11月1日~翌年8月31日までとなりました。
建設会社は2014年5月1日に建設作業を開始しました。
日々の仕事を遂行するため、建設会社は4人の熟練した作業員と5人の作業員(うち1人は女性)を建設現場に送り込み、1人の作業員を村で雇用しました。いくつかの建築資材は、バッタンバン市で調達しました。
作業は、作業員の熱心さと地域住民によるモニタリングもあり、非常に順調に進んでいます。
学校のセキュリティも良く、作業員や建築資材の保管も安全な状態です。日中に私たちが建設現場を訪問したところ、新校舎建設作業の全体の40%が既に終わっていました。
地域住民たちは、以下の通り協力・参加が求められています。
• 5教室からなる校舎建設のための適切な用地の確保
• 建設工事に携わる作業員全員のための設備と安全の確保:
建設会社の作業員を休ませるための一時的な休憩所、また建設資材や用具の保管場所を提供
• 土盛り作業:新校舎の土台づくりのために、トラック27台分の土が必要です。トラック1台につき7㎥の土を運ぶことができ、50,000 リエル (12.5ドル)の費用がかかります。土盛りには合計で1,350,000リエル (337.5ドル)が必要です。この費用を捻出するため、学校支援委員会と校長は旧校舎を2,000,000リエル(500ドル)で売却しました。新校舎の建設後、校長と学校支援委員会は学校のマスタープランデザインに沿って、学校敷地内の開発を進めていく予定です。
ノーリア小学校